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MATCHBOX Compilation【GROOVY】

2007年、デザイン専門学校の卒制で架空音楽レーベルのコンピレーションCDという設定で3つのCDジャケットデザインを作成。 色々な音楽を聴き漁っていた当時、全体の流れや曲の繋ぎを意識しながら好きな曲を詰め込んだリストを作った曲選びの過程が、デザイン制作自体よりも楽しかったのを思い出しながら笑、今もお気に入りで聴き続けているプレイリストを晒します😇 (卒制発表スライドより抜粋) =================== レーベル名: MATCHBOX レーベルコンセプトは「温故知新」。 その時々のメインストリームの流行り廃りに振り回されることなく、時代を越えて愛され続けられている先人たちの音楽をリスペクトし、そういった音楽をベースにしながらも、回顧主義には走らず、そこから新しいものを体現しようとしているようなバンド、ミュージシャンの音楽をリリースしていく --------------------------- #コンピレーション vol.3「GROOVY」: --------------------------- レーベル所属アーティストによるコンピレーションの3 枚目。『GROOVY』のコンセプトは『体で聴く音楽』。アップテンポなロックやエレクトロニックを中心に、ついつい体が動いてしまうような楽しく聴ける一枚にまとめる。 =================== この卒制で作った3枚の中では、個人的には一番のお気に入り。ノリの良い曲が多く聴いてると元気が出るので朝の通勤時にピッタリ。 3枚の中で、一番邦アーティスト率が高いのも一つの特徴だったり。

  1. The Beast and Dragon, Adored - Spoon

    1993年結成、アメリカ・テキサス州オースティン出身のインディー・ロック・バンド、SPOON。 2005年リリースの彼らの5枚目のアルバム「Gimme Fiction」からの一曲目、「The Beast and Dragon, Adored」。 Beast and Dragonって。なんかもうタイトルからしてカッコ良すぎないか・・!?🔥 タイトルだけではなく、もちろん曲も。 イントロで低音のピアノが入ってくるところの渋いカッコ良さは格別・・! ゆっくりながら芯に響いてくるドラムのリズム。 そして最初に出てくる歌詞がタイトルの「The Beast and Dragon, Adored」。 獣、ドラゴン・・どんな物語が始まるんだ・・!?とワクワクしながら聴いていると、この歌自体がロックンロールへの賛歌だということに気付かされる。 「GROOVY」コンセプトのスタートしては少しスローテンポな曲ながら、この重厚感と渋さあふれる、まさにロックがテーマの楽曲、これから始まるGROOVYな時間の幕開けに最高だなと思い、これ以上のチョイスはないと思いました🔥

  2. 君は薔薇より美しい (featuring Sunaga 't Experience ) - ECD

    DJ池田正典によるセレクト & DJリミックスアルバム「SPIN OUT」の第2弾、「SPIN OUT 2」より、布施明の名曲「君は薔薇より美しい」のリミックス。 元々は作品としてはECD氏のリミックスがあり、それはもっと原曲に近い感じだったけど、それをさらにSunaga 't Experience(須永辰緒)がスウィンギイングなジャズアレンジに仕立て上げたのがこの一曲。 https://www.newtone-records.com/product/0109928 もはや言われないと原曲に気づかないくらいに原型は留めてないような気もするけど、言われてみれば、確かに、「君は薔薇より美しい」と同じコード進行だ・・!となるから面白い。 原曲を知っててもそうじゃなくても、この軽快な心地よさ、イントロの韓国語パートのハマり具合、重厚な一曲目から一気に弾ける感じがして、ジャンル的に全然違うのにいい流れになってるなと個人的にはとても気に入っている。

  3. Biography Of The Stringer - 増渕謙司

    3曲目は、SCAFULL KING、FRONTIER BACKYARDのギタリストとして知られる増渕謙司氏の2003年リリースのソロアルバム「TALES OF THE AXXE PLAYER〜ギター弾きにまつわる物語〜」から、「BIOGRAPHY OF THE STRINGER」。 このアルバムは凄いですよね、ギターソロ作品と侮るなかれ、ギターの技巧が光るのはもちろん、ゲストボーカルも迎えた曲もいくつかあり、インストルメンタルアルバムの枠には収まらない、ギターを中心にしつつもジャンルを縦横無尽に飛び越えていくとにかく聴いていて楽しいアルバム。個人的には、シンガーソングライターとして好きだったビッキーこと櫛引彩香ボーカルの「ピエロの涙」や、ディズニーのエレクトリカルパレードの曲として有名な「BAROQUE HOEDOWN」のエレキギターノリノリバージョンは特に大好き。 このアルバムの2曲目「BIOGRAPHY OF THE STRINGER」、1曲目はイントロ的な感じなのでほぼ実質1曲目ですが、Hicksville真城めぐみのボーカルとギターのコラボがひたすらに心地よい、「騎士ストリンガーの話」という日本語のサブタイトル通り、とある騎士の物語の歌?なので所々出てくる馬の鳴き声や走る蹄鉄の音、剣が交わる音とかも聴いていて楽しい。 コンピとしては2曲目からの繋がりも、とてもしっくりきていて、1,2,3曲目の流れは何度聴いても心地よい・・☺️

  4. Dog Problems [Official Music Video] - The Format

    2002年、ボーカリストのネイト・ルイスとマルチ奏者のサム・ミーンズによって結成されたアメリカのインディーバンド The Format。 彼らの2枚目のフルアルバム「Dog Problems」からの、タイトル曲「Dog Problems」。 この曲に一耳惚れしてアルバム買ったんですが、紙ジャケットの犬さんたちがめちゃくちゃ可愛い・・! アルバムジャケットのポップで楽しい感じをそのまま詰め込んだような楽曲のこのタイトル曲、美しいハモリのボーカルでバラードが始まったかと思ったら、ホーンの音が入ってきたあたりから、お!?なんか楽しいぞ・・?となり、気づいたらキャッチーなメロディにリズミカルに乗るキラキラソングに思わず体が動く感じ。 アルバム通して同じようなテンションでありながら、曲ごとのバリエーションもあり音楽性の幅広さを感じさせるアルバム。 この卒制を作った直後の2008年2月には活動休止してしまったThe Formatですが、2025年に再結成、今年(2026)にはこの「Dog Problems」から20年ぶり!のアルバム「Boycott Heaven」がリリース。これからの活動も楽しみ。

  5. Star - Clingon

    活動期間短く、作品数が少ないのですがClingon、大好きな邦バンドの一つでした・・。 一度だけワンマンライブ行けたのは良かったなあ。このバンドはピアノが特徴的なんだけど、ライブで聴くとピアノの良さが際立っていた。 一時期はメジャーデビューしていたんだけど、メジャーとの契約終了後にリリースされて実質最後の作品となってしまったミニアルバム「Star」より、タイトル曲のStar。 この曲はクリンゴンにしてはめずらしくホーン全開でスカっぽさがあるのですが、ホーンはスカパラ(東京スカパラダイスオーケストラ)のホーン隊が参加しています。 インディー時代の作品のためサブスクにないのが悲しい・・。 メジャー時代の作品はサブスクで聴けるので是非!!!(この曲は入ってないけど↓にリンク貼ってます)

  6. 怒れる小さな茶色い犬 - CYMBALS

    CYMBALSのラストアルバムにして最高傑作、「Love You」に収録された、アルバム内唯一のパンク感溢れる疾走ナンバー「怒れる小さな茶色い犬」。 12曲アルバムのちょうど中間地点でガッと盛り上がる感じで、ライブでもアゲアゲな曲。 大好きだったCYMBALSについてはここでは語りきれませんが・・🥺 この卒制で作った3部作で2作品に登場するのが、このCYMBALSとSWINGING POPSICLE 。当時好きだっだ邦バンドツートップ。

  7. THE mARTIN SHOW!! - Plus-Tech Squeeze Box

    ハヤシベトモノリとワキヤタケシによるユニット、Plus-Tech Squeeze Box。 2004年発売の2ndアルバム「cartoom!」より、「THE mARTIN SHOW!!」。 このアルバムはなんかぶっ飛んでますね。13曲入ってますが28分で終わるという怒涛の勢い。 このアルバムについて、ハヤシベトモノリ氏が全曲解説している記事のweb archivesが歴史的資料としての価値が高くて胸熱・・!記事からの引用によると、 で、コレ……壮大なコンセプトアルバムなんですよね。「2人の博士(天才と助手)が作り出した女の子型アンドロイドを主人公に繰り広げる架空の近未来カートゥーンアニメ(ドタバタ・コメディ)」。そう、コンセプトはカートゥーンです。 そしてこの「THE mARTIN SHOW!!」については・・ これね、僕、カネボウの『SALA』のCMの曲を書いたんですけど、それを発展させた曲ですね。米倉涼子さんが出てたCMです。——いろんなお仕事されてますね。これはドーナッツタウンの住人たちが、テレビに出てるシーンなんですよ、『マーティン・ショー』って番組に。向こうの番組で、人の名前をつけた、なんとかショーっていう名前の多いじゃないですか。——調べてみたんですけど、実在しますね、『The Dean Martin Show』っていうのが。お! でもそれじゃないです。——歌詞はちゃんとしたラブソングですよね。これはワキヤが書いたんですけどね。でもこの曲は『マーティン・ショー』っていう番組のテーマソングだからそういう象徴的な意味合いがあるっぽいです。——テーマ曲なのか。この曲は通常一番聴きやすいと思うんですけど。ここまでPSB的なカットアップの連続で、聴いてる側は疲れてるんじゃないかなあと、さすがにここで息ついてもらおうかなあと思ったんですよ。……でもね、僕、この時点でちょっと考えが甘いんですよ。もっと早い時点でリスナーは息切れしてるんじゃないかと。——あー……。僕がねえ、分かってなかったんですよ! アドレナリンが出まくってるから、気がつかなかったんだよね……。面白すぎる。。 そして、ボーカルはR&Bのシンガーの櫻倉レオンさん・・というのを今回この解説をじっくり読み直して初めて知りました。 他の曲の解説も読むとこのアルバムのことがよくわかったようなわからないようなで、結局聴いてみたくなると思います。笑

  8. Too Young (Official Video) - Phoenix

    フランスのインディー・オルタナティブロックバンド、Phoenixの2000年リリースのデビューアルバム「United」より、「Too Young 」。 Phoneixも、もちろん好きだから入れたっていうのはあるんだけど、2007年時点で3枚アルバム出てた中であえてこのファーストアルバムのこの曲を入れたのは、7曲目のTHE maRTIN SHOW!!からの流れで自然とこの曲が浮かんだから。なぜかはうまく言語化できないんですが笑、個人的にはこの7-8曲の流れが結構気に入ってます。 強いて言えば、電子音のピコピコ感にR&Bシンガーのボーカルがマッチしている7曲目と、エレクトロニックでありながらソウル感も漂うこの8曲目の絶妙な共通感・・という感じかなあ。 音楽の言語化って難しいな。まだまだボキャブラリーが足りない・・😂

  9. リズムナイト - NONA REEVES

    3人組ソウル・ポップ・グループ、NONA REEVESの2004年リリースの通算8枚目のアルバム「THE SPHYNX」より、「リズムナイト」。 NONAのディスコグラフィの中ではこのアルバムの注目度がそんなに高くないような気がしてるんだけど(そんなことない?)、このアルバムはシンプルに曲の良さが際立ってるような気がするんだよな。いや、もちろんどのアルバムも良い曲たくさんあるんだけど、他のアルバムに比べるとダンサブルでソウルないわゆるNONAっぽい曲が少ないというか、このアルバムは楽曲のメロディの良さ、聴かせるいい曲が多いなあという印象。 まあそんなこんなでとても好きなアルバム。 そしてこの「リズムナイト」、このアルバムの中でも特に初見で結構衝撃的に好きになった一曲。決して派手じゃないけど、タイトル通りになんだかリズムに乗せられてしまう、決して明るいコード進行じゃないのにポップに感じてしまう、中毒性がある曲だなあと思います。

  10. The Blues Are Still Blue (Official Music Video) - Belle and Sebastian

    Belle and Sebastianの2006年リリースのアルバム「The Life Pursuit」より。 ベルセバも大好きなバンドの一つなので、今回の卒制のアルバム3部作の中のどこかに一曲入れたいなと思っていて、最初は初期の陰鬱で影のある切ない系の曲をEMOTIONALに・・と思ってたんだけど、EMOTIONALはただでさえ候補が多すぎる中で絞りに絞って最高の流れの15曲が出来上がったので入れる隙がなく・・ それなら、と、この陽に振り切った感のある「The Life Pursuit」から楽しい曲をチョイスしよう、と思っての、この一曲。 このGROOVYの全体の流れの中では、前後の曲のつながり重視というよりは、とにかくベルセバは一曲入れたいと思って捩じ込んだ感があり、ちょっとだけ流れは悪いかな・・と思ったりはしている。😢

  11. Lose Yr Frown - The Electric Soft Parade

    UKブライトンのサイケデリックポップ・ロックバンドThe Electric Soft Parade。 この曲はイントロのギターで一耳惚れ。2003年リリースの2ndアルバム「The American Adventure」からの一曲。 このアルバム自体がもうかなりの名盤ですね・・、抜群のメロディセンス、曲のアレンジも一筋縄でいかない感がありながらスッと気持ちよく聞ける、聴けば聴くほどハマっていく感じ。

  12. Grip like a vice - The Go! Team

    このコンピのテーマ「GROOVY」的には、どうしても入れたかったバンドの一つ、The Go! Team。 彼らの2007年リリースの2ndアルバム「Proof of Youth」よりこの一曲。 これをリリースした当時は男3名・女3名の多様なバックグラウンドを持つ6人編成の大所帯バンドで、MVやライブ映像からはメンバーが歌ったり演奏したりを自由に入れ替わったりで楽しそうな感じから、パーティーバンドと呼ばれていたりして、この曲も一見、女性MCの"自己紹介&パーティー煽り"ラップなんだけど、サンプリングされてるラップ部分を紐解くと色々と深い。 サンプリングの元ネタは、1984年のヒップホップ・ドキュメンタリー『Beat This: A Hip Hop History』の中の、Lisa Lee と Sha-Rock によるフリースタイルの場面(WhoSampled調べ)。 歌詞に出てくる「Lisa Lee」「Sha」「1980」は、比喩でも創作でもなく、実在する初期ヒップホップの女性MCパイオニアたちの、その人たちの声そのもの。 Sha-Rockはヒップホップ史で「最初の女性MC」「the mother of the mic」と呼ばれる伝説的存在。 Lisa LeeもZulu Nation周辺の最初期の女性ラッパーの一人。 つまりこの曲は単なるパーティーチューンと見せかけて、実は80年代初頭に音楽の道を切り拓いた女性たちへのオマージュ・リスペクト。 レーベルMATCHBOXとしてのコンセプト「温故知新」としてもぴったりな一曲でした。

  13. Mixed Double - Jenka

    トーレ・ヨハンソンプロデュースによる日本人女性アーティストJENKAのメジャーファーストアルバム「be +」より、mixed double。 このアルバムは、元々はトーレ・ヨハンソンの地元スウェーデンのタンバリンスタジオからのリリースで日本ではインディ盤として「be.」というアルバムがあり、mixed doubleはそのアルバムには入ってなくてシングルのみリリースだったんだけど、JENKAがメジャーデビュー時に「be +」として、オリジナルの「be」にmixed doubleともう一曲追加された盤としてリリースされていた。 JENKAメジャーデビュー前、アルバム「be.」が店頭で入手困難な状況だった時があって、自分は当時、友人から定価以上で「be.」を購入したんだけど、割とそのすぐ後に「be. +」がでて、泣く泣くそっちも買ったという苦い思い出・・笑。 まあそれは置いといて、当時のBonnie Pinkに代表されるようなトーレ節というか、自分は「乾いた音」っていう表現をしてたんだけど、過剰な音数がない感というか、最低限の楽器で奏でられる音楽と、それでいてボーカルも主張し過ぎず音楽の一部のようにサラっとしながらも存在感のある感じ、JENKAの曲もまさにそうで。そしてJENKAは曲・歌詞ほぼ自分で書いてるんだけど、メロディセンスすごいなと思います。いい曲のオンパレード。 be+はメジャーからのリリースだったはずなのに、サブスクにないのが残念・・😢

  14. Flying Books - 宙飛古書店 - Suika

    この卒制3部作を通して、唯一のHIPHOP曲。 普段HIP HOPはそこまで聞かない自分が、あるイベントで偶々SUIKA見て、めちゃいいなと思い、アルバム購入。 2003年夏、ビルの屋上からスイカの種をプップと飛ばしながら結成。 タケウチカズタケ(ウーリッツァ+曲間のおしゃべり)、タカツキ(ウッドベース+ラップ)、ATOM(ラップ+YOGA)、toto(ポエトリー+お母さん)、高橋結子(パーカッション+Tシャツ販売)の5名に古書店主YM-Zを加えてSUIKAという。ジャンル不明。from : ototoy 自分が大好きなバンドの一つ、GOMES THE HITMANの高橋結子さんがメンバーにいるっていう、当時は気づいてなかったんだけど笑、これ知った時は、好きになった理由の一つがわかった気がしました。 この曲、「宙飛古書店 - Flying Books」は渋谷に実際にある古本屋さんFlying Booksのことを高らかに歌い上げている。素敵。